2015年1月4日日曜日

青に溺れる


君から遠く離れた、
ブラウン管のように冷たい青の世界で、
ぼくは 溺れてゐます。

君からぼくは 見えないでしょう。
何故ならそれを、見たくないと願ってゐるから。
そんな君を、
ぼくは此処からずっと 眺めてゐました。

青空。
ぼくの内に閉じ込め、
果てしなく 膨張する、。
青空。
雲が湧き出しては、
そこから去って往く、。

ぼくの内から旅立つ雲よ、
願わくば 彼のうえに雨を降らせよ。
青く冷たい粒子のような 雨を。

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